リネームアプリshupapanを使えなくなったためrenameコマンドを使うことにした
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32bitアプリのShupapan(リネームアプリ)はCatalinaでは使用できない
こんにちは、ogrestです。
長らくCatalinaへのアップデートを拒んでいたのですが、iPadをマルチディスプレイにしたすぎて勢いでアップデートしてしまいました。
まんまと困ることが出てきています。
中でもどうしても困ってしまったのがファイルのリネームに愛用していたShupapanが使用できなくなってしまったこと。
どうやらCatalinaから32bitのアプリは非対応になってしまった模様。
Shupapan公式サイトによると64bitへの対応はしないとのこと。
今後リリース予定のMacOSで32ビットアプリのサポートが終了となるため、MacOSでのサポートが終了次第動作しなくなります。あらかじめご了承ください。 申し訳御座いませんが、どこかのタイミングで他社製の新しいソフトウエアに切り替えていただければ幸いです。
一応Mac OSにはファイルの一括変更機能があり、文字列の置き換えや連番も可能です。アプリを使わずともこれで事足りる方も多いでしょう。
ただ、今回私がしたかったことは連番かつ4桁に揃えること。これはアプリを使用しないと実現できません。
意外にも希望の桁数で連番にできるアプリを探すことに苦労し、いくつか試す中でやっと出会えたのがShupapanでした。
Shupapanが使えないのは困る。でも使えないのが現実。
ということで複数アプリを試しましたがしっくりこず、renameコマンドを使用することにしました。
renameコマンドとは?
名前の通りファイルのリネームができるコマンドです。
ターミナルに直接コマンドを打ち込み実行することでリネームができます。
Linuxにはデフォルトであるコマンドらしいのですが、Macには無く、同じ名前の似たものがHomebrewにあるためそちらを利用します。
renameのインストール
Homebrewを使用するためインストールしていない方はHomebrewのインストールを済ませてから以下のコマンドを打ってください。
brew install rename
以上でrenameコマンドが使用可能になりました。
renameの使い方
連番をつける
※-Xは拡張子保護。付けないとsample_001.pngとしたいところ、sample_001になる。
連番ファイルを作成する
data_1.png data_2.png data_3.png ...
rename -N ...1 -X -e '$_ = "data_$N"' *.png
桁数をそろえて連番をつける
data_001.png data_002.png data_003.png ...
rename -N 001 -X -e '$_ = "data_$N"' *.png
スタート時の数は指定可能。
rename -N 005 -X -e '$_ = "data_$N"' *.png
文字列の置き換え
※「*」はフォルダ内の全てのファイルを参照します
基本の置き換え
rename -s hello bye *
helloをbyeに、hogeをhugaに置き換え
複数同時も可能。
rename -s hello bye -s hoge huga *
prefixを付ける
先頭にsample_を付ける
rename -A sample_ *.png
suffixを付ける
末尾に.htmlを付ける
rename -a .png *
末尾から文字列を消す
rename 's/.csv$//' *
最後に
正規表現が使用できるので、慣れている方はそちらを使ってもスムーズかもしれません。
使えるコマンドはドキュメントに書いてあります
めちゃくちゃ便利なコマンドなのでそのうち全てのコマンドを紹介しようと思ってます。とりあえずは忘備録に。
以下参考にしたQiita